突然足がつる「こむらがえり」
寝ている最中や運動中に急に足がつる「こむらがえり」。
こむらがえりを経験した方は2度と経験したくない激痛を体感された事と思います。
それが就寝中の時となると、眠気も吹っ飛びますよね。
足がつる場所としては「ふくらはぎ」が圧倒的に多いのですが、足の指や足裏がつる事もあります。
中高年の女性や妊婦さんが「こむら返り」になる事が多いのですが、運動時の熱中症とも関りがあります。
夏場の運動時のこむら返りは熱中症の前兆だと考えて早めにスポーツドリンクなどを飲み、水分・ミネラルを補給しましょう。
寒い冬の朝に足がつりやすい原因は「冷え」が関係しています。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれていますが、ふくらはぎには全身の血行を巡らせる大切な役割があります。
ふくらはぎが冷えて筋肉が凝り固まると、血流が滞り血行不良を引き起こしやすくなります。
その血行不良が足がつる原因になります。
夜中にこむら返りが起こりやすい人は、就寝前にコップ1杯の水を飲んでおくこともおススメです。人間は睡眠中にもコップ1~2杯分の汗をかくので、知らぬ間に脱水気味になっていることがままあります。
人間の体内の50%~75%は水分です。成人では60%前後、高齢者でも半分は水分が占めています。
そんな水分の存在は体内ではとっても重要。冬枯れしてしまわぬように、是非とも「水分補給」を忘れないようにしてください。
◆冬場の就寝中にカラダの水分が減ってしまう原因
・ でも水分補給はしていない
・なので水分補給を忘れてる
③冬の夜はお風呂にゆったりと浸かって、よく温まっている
・でもお風呂から上がっても水分補給はしていない
④寒い夜にトイレに起きるのは嫌なので、寝る前の水分は控えている
・だから水分不足のまま眠りにつく
⑤寝ている間は血液の流れが少なく、心臓から遠い手足の末端や細い毛細血管には血液が十分に運ばれない
・血液が少ないから酸素不足に栄養不足。そして水分も不足する。
就寝中に足がつる「こむら返り」を起こす人の多くが水分不足とミネラルバランスの乱れによるものです。
以下は効果的な水分とミネラル分の摂取方法です。
水分とミネラル分を効果的に摂取する方法
就寝中や運動時などにも汗をかきます(発汗)。
そうすると水分と一緒に塩分も体外に流れ出てます。
塩分が失われているのに水だけ飲むと、体内の塩分濃度は更に下がってしまいます。
この塩分も流れ出る事を忘れてしまい、水分ばかり摂取するとミネラルバランスが崩れ足がつる原因となります。
水分では無く、スポーツドリンクを飲めば水分とミネラル分を同時に摂取できるので有効です。
しかしスポーツドリンクには糖分が多く含まれている為、過剰な摂取は危険です。
食生活の見直しを行いましょう。
ミネラル分であるマグネシウムには、大豆や納豆などの豆類、ワカメ、ヒジキなどの海藻類・アーモンドなどのナッツ類に多く含まれます。 また、カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐や生揚げなどの大豆製品、ししゃもやしらすなど、骨ごと食べられる小魚に多く含有されています。これらの食品はミネラルだけでなく、ほかの栄養価もすぐれているので、意識的に摂取しましょう。
運動時のカリウム補給にはバナナやトマト・ミカンが食べやすいのでおすすめです。スポーツドリンクでも手軽に摂れますが、糖分も多く含まれるため、食べ過ぎには注意しましょう。
水分を摂取して血液ドロドロを防ごう
水分が不足した血液は粘度が高くドロドロ状態になっています。
ドロドロ血液は毛細血管では詰まってしまい、全身に血液を送ることが出来なくなってしまいます。
更に、寒さで皮膚も縮むと血管も縮みます。
血液がドロドロになると、動脈硬化を引き起こしたり、血管が狭くなったりして、血液が流れにくくなることがあります。これに、高血圧や喫煙などが加わると、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤など、重大な病気を引き起こしてしまいます。
夏場は小まめに水を飲むのでまだ良いのですが、冬場はどうしても水分不足になります。
寝る前のコップ一杯の水で最悪の結果を回避しましょう。
覚えておきましょう、「コップ一杯の水は命水」です。
血流改善を図る鍼灸施術
鍼灸は固くなった筋肉を緩め、血流改善を図る事を得意としています。
第二の心臓であるふくらはぎを緩めるだけでなく、全身治療を行って行きます。
鍼灸師は流れの悪い身体の交通整理をする役割を担っているので、足がつるこむら返りばかりで無く、多くの疾患でお役に立てます。
水分摂取やミネラル摂取は自分で注意して行う事は出来ますが、身体のメンテナンスは中々一人では出来ません。
当院では身体メンテナンスのお手伝いをさせて頂きます。
【ゆうこん堂鍼灸院】は広島市・呉市・東広島市からも来院の多い安芸郡海田町の鍼灸院です。
足がつる・ふくらはぎが痛い・膝の痛みは勿論、多くの疾患に対応しています。皆様のお越しをお待ちしています。