階段を下りると膝が痛い。
上りは大丈夫なのに、下りになると膝がズキッとする。
平地なら普通に歩けるのに、階段だけ膝が痛む。
このような症状はありませんか?
階段の下りでは、膝を曲げながら体重を支えるため、平地を歩くときとは膝への負担が変わります。
特に膝のお皿周辺や前側に痛みが出ることがありますが、膝の内側が痛む場合や、変形性膝関節症などが関係している場合もあります。
この記事では、階段を下りると膝が痛い原因を、痛む場所や症状の特徴から解説します。
なぜ階段は「上りより下り」で膝が痛むのか
階段を下りるときには、膝を曲げた状態で体重を支えながら、身体が急に落ちないようにブレーキをかけます。
そのため、
- 上りは平気なのに下りだけ痛い
- 平地では痛くないのに階段で痛い
- お皿の周りがズキッとする
- しゃがむと同じ場所が痛む
といった症状が出ることがあります。
ただし、「階段を下りると痛い」という症状だけで原因を特定することはできません。
どこが痛むのか、腫れや引っかかりがあるか、年齢やスポーツ歴なども合わせて確認する必要があります。
階段を下りると膝のお皿周りが痛い
階段の下りで膝のお皿周辺や奥が痛む場合に考えられるものの一つが、膝蓋大腿部痛です。
膝を曲げた状態で体重を支える動作では、膝のお皿と太ももの骨の間に負担がかかります。
特に、
- 階段の下りで痛い
- スクワットで痛む
- しゃがむと痛い
- 長く座った後に膝の前が痛む
- お皿周辺や奥に痛みを感じる
といった症状がみられることがあります。
階段を下りると膝のお皿の下が痛い
膝のお皿より少し下が痛む場合には、膝蓋腱周辺への負担が関係していることがあります。
ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツをしている人では、ジャンパー膝なども考えられます。
- お皿のすぐ下を押すと痛い
- ジャンプや着地で痛む
- ダッシュすると痛い
- 運動後に痛みが強くなる
といった場合には、お皿周辺の痛みとは区別して考える必要があります。
階段を下りると膝の内側が痛い
階段で膝の内側が痛む場合には、膝蓋大腿部だけでなく、鵞足炎、半月板、変形性膝関節症などが関係していることがあります。
特に、
- 膝より少し下の内側が痛む
- 内側を押すと痛い
- 膝が引っかかる
- 歩き始めにも痛む
などの症状がある場合には、痛む場所を詳しく確認することが大切です。
中高年で階段を下りると膝が痛い
中高年で、階段だけでなく、
- 歩き始めに痛い
- 椅子から立ち上がると痛い
- 長く歩くと痛む
- 膝が曲げにくい
- 膝が腫れる
といった症状がある場合には、変形性膝関節症が関係していることがあります。
鍼灸によって、すり減った軟骨や関節の変形そのものを元に戻すことはできません。
症状が続く場合には整形外科で状態を確認し、診断や治療を踏まえて対応することが大切です。
▶ 変形性膝関節症の症状と対処法
階段を下りると膝が痛いときの対処法
痛みが強いときには、無理に階段の上り下りを繰り返さないようにしてください。
手すりがある場合には利用し、ゆっくり下りることで膝への負担を減らせることがあります。
スポーツをしている人は、ジャンプやスクワット、坂道など痛みを強くする動作を一時的に減らします。
ストレッチが役立つ場合もありますが、原因によって適した対処法は異なります。
ストレッチによって痛みが強くなる場合には中止してください。
こんな症状がある場合は整形外科へ
階段での痛みだけでなく、次のような症状がある場合には、鍼灸院より先に整形外科などの医療機関で状態を確認してください。
- 転倒や接触の後から強く痛む
- 膝が大きく腫れている
- 体重をかけられない
- 膝が引っかかって動かない
- 膝崩れを繰り返す
- 安静にしていても強く痛む
- 熱感や発熱を伴う
半月板や靱帯などの損傷が関係している場合もあります。
階段で痛む膝に対する当院の鍼灸施術
広島県安芸郡海田町の【ゆうこん堂鍼灸院】では、階段で膝が痛む場合でも、膝だけを確認して施術するわけではありません。
症状に応じて、
- 膝のどこが痛むのか
- 上りと下りのどちらで痛むのか
- 太ももの筋肉
- ハムストリングス
- 股関節周囲
- ふくらはぎ
- スポーツ歴や運動量
などを確認しながら施術を行います。
膝の状態によっては、鍼灸より医療機関での検査や治療を優先していただく場合があります。
階段を下りると膝が痛い方へ
階段の下りで膝が痛む原因は一つではありません。
お皿周辺が痛むのか、お皿の下が痛むのか、膝の内側が痛むのかによって考えられる原因が異なります。
また、階段以外でも歩き始めや立ち上がりで痛む場合には、変形性膝関節症などが関係していることもあります。
「階段を下りると膝が痛い」という症状だけで判断せず、痛む場所や動作、腫れなどの症状も確認することが大切です。
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