高齢出産には産後ケアが不可欠

高齢出産を終えて、無事に赤ちゃんが生まれた。

ほっとしたのも束の間、

「身体がなかなか戻らない」

「抱っこで手首が痛い」

「肩や腰がずっとつらい」

「以前より疲れが抜けにくい」

という方もいらっしゃいます。

妊娠・出産だけでも身体には大きな負担が掛かります。

さらに産後は、十分に休む間もなく授乳・抱っこ・寝かしつけ・家事などが始まります。

特に35歳以降に出産された方の中には、

「思っていたより身体の回復に時間が掛かる」

と感じる方も少なくありません。

このページでは、高齢出産後に起こりやすい身体の悩みと、産後の過ごし方、鍼灸でできる身体のケアについてお話しします。

高齢出産後に身体がなかなか戻らない

一般に、35歳以上で初めて出産することを高年初産と呼びます。

ただし、35歳を過ぎたから必ず産後の回復が遅くなるというわけではありません。

出産方法、妊娠中の状態、睡眠、育児環境、上の子の有無などによって、産後の身体の状態には大きな個人差があります。

実際に当院でも、

「出産して何か月も経つのに身体がしんどい」

「以前なら一晩寝れば楽になったのに疲れが残る」

という相談があります。

年齢だけで決めつけず、現在の身体の状態を確認することが大切です。

産後は身体を休める時間が少ない

出産後には母体が妊娠前の状態へ戻っていく産褥期があります。

しかし、この時期に完全に休める方ばかりではありません。

赤ちゃんは昼夜を問わず授乳や抱っこが必要です。

さらに、

  • 上の子の育児

  • 洗濯や食事の準備

  • 睡眠不足

  • 長時間の抱っこ

  • 授乳姿勢

などが重なります。

出産そのものから回復している途中なのに、新しい身体の負担が次々に加わるのが産後です。

「産後○週間経ったから、もう普通に動かなければ」

と期間だけで判断する必要はありません。

体調を確認しながら少しずつ生活を戻していきましょう。

高齢出産後に多い身体の悩み

産後にはさまざまな場所に負担が掛かります。

当院で相談を受けることが多いのは、

  • 首・肩こり

  • 肩甲骨周辺の痛み

  • 腰痛

  • 股関節周辺の痛み

  • 手首・親指の痛み

  • 肘の痛み

  • 背中の張り

などです。

高齢出産だから特別な症状が出るというより、出産後の身体に育児による負担が重なることで症状が出てくる方が多くいます。

抱っこで手首・親指が痛い

産後のお母さんによくみられるのが、手首や親指の痛みです。

赤ちゃんの頭や身体を支える動作を何度も繰り返すため、親指から手首、前腕に大きな負担が掛かります。

最初は、

「少し手首が痛い」

程度でも、毎日の抱っこを休むことができないため、徐々につらくなる場合があります。

特に親指側の手首が痛む場合には、ドケルバン腱鞘炎などが関係することもあります。

▶ 産後の腱鞘炎・ドケルバン腱鞘炎はこちら

授乳・抱っこによる肩こり

授乳中は長時間同じ姿勢になることがあります。

赤ちゃんを見ながら前かがみになると、首・肩・肩甲骨周辺の筋肉に負担が掛かります。

そこへ抱っこが加わるため、

「肩が常に張っている」

「首を動かすと痛い」

「肩甲骨の内側がつらい」

という状態になることがあります。

▶ 肩こり・首こりはこちら

産後の腰痛

赤ちゃんを抱き上げる。

床から立ち上がる。

ベビーベッドへ寝かせる。

おむつを交換する。

産後の育児には、前かがみになったり中腰になったりする動作が非常に多くあります。

さらに妊娠中から身体の使い方が変わっているため、腰やお尻周辺に負担を感じる方もいます。

「出産したら腰痛も自然に治ると思っていたのに、むしろ産後の方がつらい」

ということも珍しくありません。

▶ 腰痛でお困りの方はこちら

産後は睡眠不足も大きな負担

産後の身体について考えるとき、筋肉や関節だけを見ることはできません。

赤ちゃんが夜中に何度も起きれば、まとまった睡眠を取ることが難しくなります。

睡眠不足が続いている状態で、

「以前と同じように家事をしよう」

「早く元の生活に戻ろう」

と無理をすれば、身体のつらさを強く感じることがあります。

家族に頼れる場合には、家事や育児を分担してください。

必要であれば家事代行や地域の産後支援などを利用するのも一つの方法です。

高齢出産後はいつまで休めばいい?

「産後○週間経ったから大丈夫」

と一律に決めることはできません。

回復には個人差があります。

体調が良ければ徐々に活動量を増やしていきますが、

  • 出血が続いている

  • 強い痛みがある

  • 発熱がある

  • 強い倦怠感が続く

  • 気分の落ち込みが強い

などの場合には、鍼灸院より先に産婦人科など医療機関へ相談してください。

産後は「頑張って元に戻す」のではなく、身体の状態を確認しながら段階的に戻していくことが大切です。

産後の身体に鍼灸でできること

鍼灸で出産そのものからの回復を早められると断言することはできません。

一方、育児によって硬くなった筋肉や、首・肩・腰・前腕などのつらさに対して、身体の状態を確認しながら鍼灸を行うことがあります。

当院では、

  • 首・肩

  • 肩甲骨周辺

  • 背中

  • 腰・お尻

  • 前腕

  • 手首周辺

など、症状が出ている場所だけでなく関連する筋肉も確認します。

例えば手首が痛い方でも、毎日の抱っこで前腕から肩まで強く張っていることがあります。

一部分だけを見るのではなく、育児でどこへ負担が掛かっているのかを確認することを大切にしています。

高齢出産でなくても産後ケアは大切です

このページでは高齢出産後の身体についてお話ししていますが、35歳未満で出産された方にも産後の不調は起こります。

年齢にかかわらず、

「抱っこで手首が痛い」

「肩こりがひどい」

「腰が痛くて立ち上がるのがつらい」

といった症状を我慢する必要はありません。

産後の身体は、それまでとは生活環境も身体の使い方も大きく変化しています。

不調が続く場合には一度身体を確認してみてください。

よくある質問

Q. 高齢出産だと産後の回復は必ず遅くなりますか?

必ず遅くなるわけではありません。年齢だけでなく、出産方法、睡眠、育児環境、妊娠中の身体の状態などによって個人差があります。

Q. 産後いつから鍼灸を受けられますか?

産後の経過や症状によって異なります。出血や発熱、強い痛みなどがある場合には、まず産婦人科へ相談してください。体調が安定している場合には事前にご相談ください。

Q. 産後の腱鞘炎にも対応できますか?

手首だけでなく、前腕・肩・肩甲骨周辺など育児で負担が掛かっている場所を確認しながら施術します。

Q. 赤ちゃんの抱っこで腰が痛いのですが相談できますか?

はい。産後の腰痛や抱っこによる身体の負担についてもご相談いただけます。

広島で高齢出産後の身体のケアをお考えの方へ

出産後、

「もう何か月も経ったのに身体が戻らない」

「手首や肩、腰が痛いまま育児を続けている」

という方は少なくありません。

特に産後は、自分の身体より赤ちゃんを優先してしまいます。

しかし、お母さん自身の身体がつらい状態では、毎日の抱っこや授乳も大きな負担になります。

ゆうこん堂鍼灸院では、産後の肩こり・腰痛・手首や肘の痛みなど、育児による身体の不調にも対応しています。

広島市・呉市・東広島市からも来院のある、安芸郡海田町の完全予約制の鍼灸院です。

無理に定期通院をおすすめすることはありません。

現在の身体の状態に合わせて施術をご提案します。

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個人ブログ「サスライのハリ師、今日も行く!」も併せてお読み下さい。

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